
この日は、函館市本町に店を構える割烹あべ。
完全予約制の店だ。

■割烹あべ
場所は函館市本町にある時計台ビルが第一の目印。
その五稜郭時計台通りという名の通りをまっすぐ歩くと店が見えてきます。
この店を持つ前の店主は、
湯の川の老舗旅館で料理長をしていたという経歴付き。
その五稜郭時計台通りという名の通りをまっすぐ歩くと店が見えてきます。
この店を持つ前の店主は、
湯の川の老舗旅館で料理長をしていたという経歴付き。

席にはすでに初めの料理がスタンバイされているので、すぐ飲み物を。
今回は飲み物別料金の、料理のみ6,000円コース。

訪れたのが秋だった事もあり秋の彩りの八寸。
凝った料理なので、
つぶ以外は何の料理だかわからんという緊急事態発生。
一同、
これ柿だべが?、これはカステラだべ!!バカ!!
と探り探り。
しまいには、何の料理かわからないままスマホ片手にインスタ撮影会。
左下は、柿に見立てたサーモンの一口寿司。
カステラじゃないかと思われたのは、
まさかのカステラ。

つぶは一回出して食べやすくして、殻にinしたもの。
肉厚で食べ応えと噛み応えがあり、噛むほどに味がグイグイくる。
他は、フグの風干し等。

■刺身盛り
視覚的にも楽しめるお造りは、もはや芸術作品。
刺身は鮮度が良く、イカが特に美味かった。
キーボードを打って伝える味の表現はこれが限界。

ひと呼吸おいて食すと、
料理の一つ一つに、細かな細工がしてあるのに気づく。
色彩のバランスも考えてある。
食べるのは一瞬でも、
仕込みには時間がかかっているのがわかるぞ。

続いては焼き物。
板をはさんで焼く板焼きという事で香りが良き。
脂乗りもグッド。

続いては、鯛の薯蕷蒸し。
自然薯が入っている。
時期、時期により旬の食材を使用しているのも醍醐味の一つ。

締めには梅蕎麦。
つゆはもちろん手作りで、
そば屋並みの旨さに驚愕。

とても満足な内容だったな。
料理本来の目や舌で料理を楽しむという基本を改めて味わった感じ。