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この日は、函館市本町に店を構える割烹あべ。

完全予約制のお店です。
割烹あべ
場所は函館市本町にある時計台ビルが第一の目印。

その五稜郭時計台通りという名の通りをまっすぐ歩くと店が見えてきます。

この店を持つ前の店主は、
湯の川の老舗旅館で料理長をしていたという経歴付き。
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店内は仕切って個室の席が2つ。

その他、趣のあるカウンター席もある。

割烹と聞くと、自分が正にそうだが
何かドキドキするというか良い服を衣装ケースから出して着ていかねばみたいなのがあります。
もとい、良い服といっても自分の中で良い服というか鉄板な一着みたいな感じなのですが。
しかし、夫婦二人でやっているアットホームな店の感じが、そういった構えのようなものをほぐしてくれます。
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席にはすでに初めの料理がスタンバイされているので、すぐ飲み物を。

今回は飲み物別料金の、料理のみ6,000円コース。
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訪れたのが秋だった事もあり秋の彩りの八寸。
凝った料理なので、つぶ以外は何の料理だかわからんという緊急事態発生です。
一同、「これ柿だべが?」、「これはカステラだべバカ」と探り探り。
しまいには、何の料理かわからないままスマホ片手にインスタ大会。
左下は柿に見立てたサーモンの一口寿司。
カステラじゃないかと思われたのは、まさかのカステラ(笑)
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つぶは一回出して食べやすくして、殻にinしたもの。
肉厚で食べ応えと噛み応えがあり、噛むほどに味がグイグイきます。
他は、フグの風干し等。
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視覚的にも楽しめるお造りは、もはや芸術作品。
刺身は鮮度が良く、イカが特に美味でした。
キーボードを打って伝える味の表現はこれが限界。
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ひと呼吸おいて食すと、料理の一つ一つに、細かな細工がしてあるのに気づきます。
色彩のバランスも考えてあります。
食べるのは一瞬でも、仕込みには時間がかかっているのがわかります。
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続いては焼き物。
板をはさんで焼く「板焼き」という事で香りが良きです。
脂乗りもグッド。
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続いては、鯛の薯蕷蒸し。
自然薯が入っております。
時期、時期により旬の食材を使用しているのも醍醐味の一つ。
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締めには梅蕎麦が出てきました。
つゆはもちろん手作りですが、そば屋並みの旨さに驚愕。
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とても満足な内容でした。
料理本来の目や舌で料理を楽しめという基本を改めて味わった感じです。