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この日は地獄ラーメンで有名な函館の昇龍の前に歩いてワープしてきました。

久しぶりの来店となります。

昇龍

グーグルマップで、「函館 地獄ラーメン」と検索したら、きちんと「昇龍」と出てくるという。
場所は函館中央病院の前です。
函館市電の中央病院前の前なのでアクセス的にも良いです。
夜は黄色の看板がひときわ目立ち、市電に乗っていると特に目がいく感じ。
この記事の最初のボケボケのピンボケ画像で確認できますが、看板に「ギョウザ、ラーメン、弁当」と書いてあります。
一緒に行った人が本気で早朝用に弁当が必要らしくて、店主に確認していましたが弁当は今はやっていないそうです。
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新年会等で平日も人が多くなってきた本町界隈。
さて、この暖簾をくぐれば地獄の入り口です。
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店内は奥行きがあり広めです。
カウンター席の他に、テーブル席と小上がり席もあります。
かつて、どれだけこの地で汗を流し、涙をし、達成感を得たり敗北感を感じたものか。
(地獄ラーメンを食べただけです。)
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こちらは先ほど話題にあがった小上がり席です。
小上がり席はこの一つだけなので、早い物勝ちです。
なぜか「ねぶた」(地域により「ねぷた」)が貼ってあるので、以降ねぶたの間で。
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過去に何度もきていますが、メニューは初めてみると思います。
結局、「飲んだ締めに地獄ラーメンいぐべー」という会話はしますが、「飲んだ締めに中央病院向かえの昇龍にいぐべー」という会話はしないので、勝手にこの店を「地獄ラーメンという名前の店」というイメージが自分についております。
そして、「地獄ラーメンいぐべー」を解説すると「地獄のラーメンを食べに行きませんか?」という意味であり、この無意識による思考により注文は地獄ラーメン一択で辛さの選択のみをするという状況になりメニューを初めて見たという自己分析終了。
メニューを見ると、塩・醤油・味噌が基本ベースで、トッピング変え等でラーメンの種類が多い感じで、バターコーンラーメンの他に、バターラーメン、コーンラーメンもあります。
看板メニューの超激辛 地獄ラーメンはこのメニュー内では安めの設定。
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この注意書き、あえてふれません。
しいて言うなら、一番上の保険会社の「No!!飲酒運転」が一番の注意書きでしょう。
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久しぶりという事もあり地獄の3丁目を注文です。
この記事を書いているだけで汗が出てきました。
餡がかかっていて、豆腐にひき肉という麻婆ラーメンのようなビジュアルです。
久しぶりですが味は全然変わらない印象でした。
正確には変わっているのかもしれませんが、自分の中にあるここでの地獄ラーメンのイメージと完全合致です。
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麺はこのような感じです。
麺を持ち上げた瞬間はスープの重みも感じます。
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スープは後半は餡がゆるくなり飲むという感じですが、前半はスープを食べるといった感じです。
個人的には、辛味も感じ大量の汗はかいたものの美味しくいただけました。
辛い物をあまり食べない同席者がひと口味見しましたが、「辛いけど食べれる辛さ」との感想でした。
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辛さ増しの料金システムが変わっているかなと思い店主に聞いてみました。
8丁目から15丁目は1,500円。
16丁目から25丁目は2,000円との回答でした。
唐辛子はこだわりの物を使用し、1丁目増すごとに唐辛子の量が増えるので料金が上がるのは頭ではわかっているものの、2,000円は高級ラーメンですね。
そういえば昔、辛さが1つ増すごとに料金があがるシステムの地獄ラーメンを食べに登別のラーメン屋に入店。
仲間に「辛い物は余裕だ」なんて大風呂敷を広げたものの、財布の都合で中途半端な辛さで終わった事を思い出しました。
あの時はある意味地獄。
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初めてこの店に来たのは何十年も前ですが、「地獄ラーメン知ってるか?やばいぞ」みたいな感じで連れてこられて、店内は満席でみんな騒ぎながら激辛ラーメンを食べていました。
明らかに今でいうパワハラの如く、「若いもん地獄の〇〇丁目食えー!!」と上司のおごりで挑戦する人や、仲間内で根性試しのように激辛に挑戦する光景とか懐かしいです。
自分も10丁目を食べたのはいいものの、次の日本当の地獄がやってきたり苦い思いもありますが、初来店の時のアミューズメント施設に来たかのようなワクワク感は今でも忘れません。
まあ共通しているのは、みんなかなり酔っているという事です。
地獄ラーメンと言いますが、辛いのが好きな人にとっては天国ですし、当時は何丁目を食べたかというのが勲章というだけではなく、相手がどのくらいの辛さを食べられるかの一種のバロメーターになって、外食で辛い物を食べたり勧める時に役に立ったりもしたものです。
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かなり話が脱線しましたが、一番伝えたかったのはこの長い椅子のクッションの座り心地が良かったという事です。
高齢の店主が深夜まで鍋を振ります。
お店の店主の高齢化や事業承継の難しさを感じる今日この頃。