2019年9月1日(日)に、
函館西部地区 2019 秋のバル街が開催されました。
前売り券は5枚で3,500円、当日券は5枚で4,000円。
開催当日は暑いくらいの好天で、街は大変賑わっておりました。
函館西部地区2019秋のバル街
チケットと一緒に入っていたパンフレットを見ると、
参加店舗は76店舗とのこと。
個人的には、知っている店が7割、
知らない店が3割。
行ったことがある店が1割、
行ったことない店が9割といったところです。
選択肢が76店あると考えただけで、
優柔不断な自分には試練。
まずはバル街のかけこみ寺、
函館市地域交流まちづくりセンターへ行き情報収集から始めます。
当日という事もあり、
最新情報とパンフレットよりも詳細な情報をゲット出来たのは良かったです。
バル街自体のイベントとしての開催時間は、12時から24時。
しかし、店によってバル街の参加時間は異なります。
無くなり次第終了の店もあるので、気持ち早く来てみました。
1件目は、おひるごはんカフェtaom。
場所は二十間坂を少し登った場所です。
今年1月にオープンし、昼のみ営業のお店のようです。
ピンチョスと選べるドリンクは上の画像のとおりです。
ちなみにピンチョスとは、
ひと口やふた口で食べれるおつまみの事で、
ピンチョーの複数形がピンチョスのようです。
靴を脱ぎたくなるけど、
靴を脱がなくてよい店内に入ります。
色鮮やかな野菜を使ったピンチョスが並んでいるのを見て、
「これがバルか」とテンションがアップしたのは間違いありません。
写真が飾ってあったり、
明るく開放的な店内です。
このお店では、「オシャレ」というフレーズばかり発していた感じがします。
飲み物は赤ワインをセレクト。
「おめかし手まり寿司2種」はそれぞれ食べ比べが楽しく、
「ゆず入り2色のキャロットラぺ」は、主役のにんじんより、ゆずにMVPをあげたい感じで、
「ごぼうのスペアリブ風」と「キャベツのガーリックマリネ」はおつまみといった感じで楽しめました。
店の色というか、
スタイルを感じる事が出来るピンチョスだったと思います。
2件目は歩いてすぐの、茶店バー やまじょう。
場所は、レイモンハウス 元町店の隣です。
ピンチョスと選べるドリンクは、上の画像のとおりです。
喫茶店とバーと音楽が融合した居心地の良いお店です。
ピンチョスの「塩辛deアヒージョ」は新感覚の味で、くせが無く美味。
「紅茶鴨スモーク」はスモークしっかりでつまみに最適。
「カリフラワー」と「バケット」を口休めに食べ、「チェリー」がレトロ感を演出しているようで素敵。
飲み物はビールをセレクト。
プレミアムモルツが通常サイズで出てきたのが普通に嬉しかったです。
ワインの量も多めだったようで。
店内にウクレレが飾ってありましたが、
21時からはウクレレライブを行うとパンフレットに書いてありました。
店主の楽しいトークで、ついつい居心地が良くバルの事を忘れそうになりました。
3件目は久留葉。
場所は大三坂を登る途中にあります。
ピンチョスと選べるドリンクは、上の画像のとおりです。
提供する日本酒は、加茂錦 荷札酒 純米大吟醸。
新潟のお酒です。
飲み物は前述の日本酒をセレクト。
日本酒の味は、軽やかで香りが良く「日本酒=きつい」のイメージを払拭させてしまうような。
ここの蕎麦を一度食べてみたいものです。
左から、
「鶏もも肉の柚子胡椒ロール」でホロホロとした食感を楽しみ、
小鮎の南蛮漬けは、古民家を改装した蕎麦屋さんだからこそ味のある一品。
いぶりガッコとクリームチーズのポテサラは新食感で、これまた面白い。
「これは本当にポテサラなのか」といった感じで和と洋を感じとれます。
なんといっても古民家を改築した店内が乙なもの。
若干、昔おじいちゃんが住んでた家の感じもさせつつ、
懐かしさも感じさせつつ、オシャレという。
最近覚えた言葉でまとめるなら、和モダンというのでしょうか。
4件目は、バルレストラン ラ・コンチャ。
場所は金森倉庫から目と鼻の先です。
店内に入るなり、もうオシャレですもの。
気になっていたお店に気軽に入れるのも、このバル街の良いところです。
ピンチョスは上の画像のとおりです。
料理が並んでいると絵になりますね。
料理を目で楽しむってこういう事かと感じます。
店内の雰囲気もホッとする感じの落ち着いた感じです。
飲み物はビールをセレクト。
ここに着くまでの間に、
色々な店の様子を見る為に坂を登ったり下りたりして喉がカラカラです。
さて、ピンチョスです。
「近海産ブリの酢漬け」はサッパリしながらも、ブリの食べ応え感もあり。
「上磯産 赤皿貝のクリームコロッケ」は赤皿をクリームコロッケに使い斬新です。
若鶏のバスク風~マルミタコソース~は、この皿のメインディッシュといった感じでソースが美味。
マルミタコソースのマルミタコは聞きなれない名前ですが、丸みのあるタコのソースではもちろん無く、バスク地方の郷土料理のようです。
話が脱線しましたが、ピンチョスのバランスが絶妙でした。
ちなみに、添えられていた緑の丸いのがすごく気に入りました。
5件目は、リストランテ ボンナターレ。
場所は、BAY函館と七財橋があるところです。
8月にオープンしたばかりのお店です。
人気のようで行列がすごかったです。
店内に入る前にジェンガがありました。
ジェンガがドリンクとピンチョスの引き換え券のようになっていて、
きわどい場所から取っても、崩しても何もありませんが遊び心が良いですね。
おすすめは、ソムリエが作るシチリアレモンのサングリアらしいのですが、
最後もビールをセレクト。
1つ目のジェンガを渡しました。
店内にはウェディングドレスを着た人がいて、
何かと思えばスタッフの模様。
サービスで、ウェルカムフードを提供しておりました。
色が素敵すぎて何かわからなかったのですが、
自分が手にとったのはハムでした。
広々として、照明が良い感じの店内でドリンクを楽しみます。
外に出て、2つ目のジェンガを渡し料理と引き換えます。
「カニと帆立の冷製パスタ」です。
分厚いホタテとたっぷりのカニがのっており、コストパフォーマンス高し。
ビジュアルだけではなく、オリーブオイル香る味も素敵なパスタでした。
外でマシュマロを無料で焼かせてくれるサービスをしていたりと、トータル満足度が高かったです。
今回周った5件は距離がさほど離れておらず、結果的には割とコンパクトに周った感じになっていますが、実際は店選びで結構歩きました。
ちょっとした観光気分で色々な発見がありましたので、結果オーライですが。
さて、長々とした記事になってしまいましたが、
今回初めてバル街に行き個人的に感じた事のまとめです。
1 下調べは大事
もっとパンフレットを事前に見ておき、あらかじめ行く店をチェックしておけば歩く距離を短縮出来たと思います。
行列で入店をあきらめたり、売り切れだった場合に行く店も決めておけばスムーズかもしれません。
函館の西部地区は坂も多いですし。
2 昼に行くか、夜に行くか
売り切れ前にお目当てのお店に行くなら、やはりそのお店の開店直後でしょうか。
早い時間帯は行列も割と少なかったです。
とはいえ、夕方は協賛イベントがあり振る舞いサービスや楽しい催しもあるので見逃せません。
3 チケット5枚がちょうど良い?
5件も飲み食い出来るかの心配は杞憂で、バルの趣旨から、ボリュームはちょうど良い量。
歩いたり並んだりしている間にリセットされ、次の店でもペロリと食べれました。
4 行きたかった店に行けるチケット
行きたかったり気になっている店に気軽に行けるのは良いですね。
一度店内に入ると店の雰囲気がわかるので、普段のランチやディナーの時に入りやすい感はあります。
5 バル街最高
今回32回目のバルにして初めて楽しんできたわけですが、この言葉が全てです。