
年々かまぼこが好きになってきている。
冷蔵ケースで寝かせられたやつじゃなく、
出来立てが美味い事にも気づいてしまった。
この日は、中島廉売にある太田かまぼこへ。

■太田かまぼこ
場所は、函館市中島町。
中島廉売の通り沿いにあります。
■太田かまぼこの地図

ここの看板メニューは、函館いかメンチ。
白身魚、いか、玉ねぎを練り合わせて、
サクサクパン粉で仕上げた商品。
よく催事なんかでも目にする事が多い。

1945年創業の太田かまぼこだが、
2007年に惜しまれつつ一度閉店している。
しかし、2012年に孫が後を継ぎ、営業を再開。
今では日本各地だけじゃなく、
かまぼこをFISH CAKEとして
東南アジアでの出店もしているのだとか。
NHKのドキュメントが作れるレベルのストーリー。

ずらりと並ぶ、各種かまぼこ達。
店内に入った時から、
かまぼこの良いにおいと共に、カレーのにおい。
においの正体は、カレーちくわ。
たまにいいね、カレーちくわ。

一口サイズのかまぼこ、ちぎり揚げは各種ある。
限定商品もあるし、紅しょうがや、イカが入ったやつもあるし。
冷蔵庫に入れずにすぐに食べたいから、
そうなると、そんなに食べれないし。

そんな迷子な自分を見て、お店の人はこう言った。
ミックスも出来るよ。
出来るの!?
それじゃあ、迷わずミックスだ。

買ってきた。
自分が鼻タレの小さかった頃は、
かまぼこは好きとか嫌いとかそういうもんじゃなく、
どこか遠い存在だった。
その鼻タレが、
今ではかまぼこを買って、美味い美味い言っているんだからな。
当時は想像も出来なかっただろう。
食べ物の好みが変わる、ターニングポイントって、
肉が食べれなくなったあたりだと信じてやまない。

家庭的な味がするカレーちくわだ。
むしろ家の味。
ちくわに違いはあるかもしれないが、
誰が作ってもブレが少なく、
極端に違う味にならない不思議な食べ物。

ちぎり揚げ各種がこれだ。
食べ比べをしたけど、
タコか紅しょうがが好みだな。
好みを探すのに、ミックス注文は手っ取り早い。
じゃあ、次はタコか紅しょうがを買うのかといえば、
ミックスで!!と言ってしまうのだろう。