
函館で「あさり」と言ったら貝の事ではなく、
この店の事を指すのかもしれない。
この日は、阿さ利本店のすき焼き弁当を買いに行ってきた。
阿さ利本店(精肉店)
場所は、函館市宝来町。
函館市電の宝来町電停の目の前です。

店名は「阿さ利」とか、「阿佐利」の表記も見かけるが、
「阿さ利」で話を進めていきたいと思う。
明治34年創業の阿さ利。
最初は精肉店から始まり、
その後に すき焼き店を始めたという120年の歴史。

精肉店の右横に すき焼き店があって、
すき焼き店の右横に専用駐車場があり、数台分駐車が可能。
ちなみに店名の「阿さ利」という名前は、
店の前にある あさり坂から名付けられている。
そういえば昔、「あさりちゃん」というアニメがあったな。
ちょっと思い出しただけなんだけど。

この すき焼き店の造りが、格好いいのよ。
ここだけ、千と千尋の世界感というか。

精肉店も味があるね。
今回お目当てのすき焼き弁当は、こちらの精肉店で販売している。

美しい肉がショーケースに並んでいる他、
普通にハムやウインナーも売っていた。
ちょっぴり早い時間に行ったので、
名物のコロッケも買えたらいいなと淡い期待を込めていましたが売り切れ。
揚げ物全部売り切れ。
開店後すぐに売り切れる人気商品なのだ。

店頭には、1000円の すき焼き弁当が積まれていた。
肉の質と量が変わる、1500円~3000円の弁当は、
当日昼12時までの予約制のようだ。
ちなみに気になる3000円の弁当には、
黒毛和牛A5ランクが使われるのだとか。

買ってきた。
宝来町 阿さ利本店謹製、すきやきお弁当 1000円。

丁寧に、すき焼き弁当の温め方も書いている。
上の段には すき焼き、下の段には ご飯が容器に入っているのだが、
ご飯を上にして温めるようだ。

食べる前からおいしい すき焼き。
飴色の玉ねぎなんて、美しすぎて琥珀かと思ったわ。

気になる肉は、黒毛和牛A3ランクの肩ロースと、
黒毛和牛A4ランクのリブロースの2種のブレンド。

下段のご飯。
ご飯の保護が透明フィルムじゃなかったのも、
阿さ利らしいなんて勝手に思ってしまった。
自分が思う、阿さ利らしさってなんだろう。

銀シャリだ。
すき焼きを手に、
この量をやっつけるのは たやすい事だろう。
漬物が付く。

これを、この後オンザライスした訳だが、
センス良く盛れなかったので、この絵のまま感想を述べよう。

普段すき焼きで、白滝はあまり食べないのだが、
この白滝は美味しかった。
すごく細くて、食感もシャキシャキで。

肉なんてもう、とろけるような美味しさ。
普段家で食べている すき焼きは何だったのかと。
というか、全部おいしい。
おいしさハードルをかなり上げて食べたが、その更に上をいった。
阿さ利ブランドという前評判の高さを差し引いたとしても、
想像以上に美味しかったな。