函館で「あさり」と言えば、
二枚貝のあさりの方じゃなく、
老舗すき焼き店の阿佐利を思い浮かべる人も多いのでは。
この日は、自分へのご褒美で
すき焼き弁当を買いに行ってきました。
阿さ利本店(精肉店)
場所は、函館市宝来町。
函館市電の宝来町電停の目の前です。
いつ見ても、
歴史を感じる格好良い建物の阿佐利。
角にある店にありがちな
アーチを描くような造りもマブイ。
精肉店は、市電の電停側。
広々とした駐車場も完備。
駐車場は精肉店側から見て裏手にあります。
ちなみに、前回すき焼き弁当を買った記事は上のリンクより。
以前は1,000円だった すき焼き弁当は、
現在1,200円です。
店舗右側はすき焼き店。
そして、この通りにある坂は
あさり坂。
すごく敷居の高い雰囲気ですが、
平日限定ランチは割と手頃な価格。
たまには行きたいな。
さて、精肉店の中へ。
サーロイン各種が並んでいて、
めちゃくちゃ良い肉だという事は、
鼻ばかりたらしている
肉に無知な自分でもわかるビジュアルと価格。
惣菜も販売しています。
開店前からコロッケを求める行列ができるんだけど、
自分は11時頃に来たので当然コロッケは売り切れ。
とんかつ、カラアゲ、シュウマイはまだありました。
レジ横には、
1,200円のすき焼き弁当が積まれています。
当初、これを買うつもりで来たんだけど・・・。
予約制すき焼き弁当が気になるんだよな。
肉の質と量が変わると書いてあり、
2000円、2500円、3000円とある。
イメージ写真とかはないので、
これらのすき焼き弁当がどんなんかは、
自分の浅はかなる想像力の向こう。
でも、財布の予算がな・・・。
予約のやつを買いました。
当日予約も可能で、
当日の昼12時までに予約をすればよいらしく、
店に行った1時間後に取りにいきました。
予約制 すき焼き弁当 2000円。
目でわかる1200円のすき焼き弁当との違いは、
容器が高級感を増している。
これ、会合とかに出てくるやつ。
説明には、
「函館で愛される厳選黒毛和牛を
秘伝の割り下で仕上げた老舗の味」とあります。
店のイラストも素敵。
それでは、いざ開封。
ほう。
なるほど、なるほど。
1200円の弁当は肉のスペースが1/4なのに対し、
2000円の弁当は、約半分を肉が占有。
いいぞ肉、もっとやれ。
主役はお前だ。
肉の量が違うという事はわかったぞ。
あとは、肉の質の違いだな。
それでは実食。
米は漬物付き。
阿佐利のすき焼きオールスターズと対峙するには、
少し心もとない米の量。
一番上の、やたらでかい肉を持ち上げて・・・
米の上におろす。
1枚で圧倒的存在感。
そして肉を食べると、柔らかく甘い。
割り下が甘い訳ではなく、
肉が説明できないくらい美味しくて、
脳が甘いという信号を送っているのかも。
量と肉の質で、
通常の1200円弁当との価格差、
800円の違いも納得。
野菜等は脇役ではありません。
肉がなければ主役級の野菜達。
特に、ここの白滝が美味しい。
ツチヤの白滝。
今回の弁当の上には、
2500円と3000円の弁当があるけど、
「これ以上上があるのか」
ってくらい美味しかった2000円の予約制すき焼き弁当。
弁当としてみれば2000円という値段は高いけど、
家で、阿佐利のすき焼きを食べているような錯覚。
自分への良いご褒美になりました。
ところで、
特に何もしていない平凡な暮らしのなか、
何のご褒美だろう。