
この日は、知人に誘われ久しぶりの釣りです。
しかも、渡し船。
若干面倒ながらも、距離的には近いし良いかと
錆び付いた道具を両手に行ってきました。

今回もお世話になるのは長良丸。
函館港の沖にある 赤堤防まで渡してもらいます。
釣りをしない人向けに書いておくと、
ライフジャケットは自分で用意する必要があるし、
なんならライフジャケットが無ければ船に乗れません。

自分は例えチカ釣りでもライフジャケットをするけど、
釣りをするならライフジャケットは必須。
過去に冬のヤリイカ釣りでテトラから落ちた事があるけど、
安くてゴツゴツしたライフジャケットのおかげで、
落下の衝撃からも身を守れた経験がある。
自分の話はともかく、
ライフジャケットは大事。

あらかじめ船長に連絡していた人達が集まり、
いざ出港。
実は船にすごく弱いから、
短距離とはいえ酔い止めの薬を飲んできたぜ。

前方に赤堤が見えてきました。
面倒くさいとか言っていたけど、
船にのってしまえばテンションが上がるな。
ちょっとしたクルーズ気分。
それを考えると、
船渡し料なんて安いもん。

赤堤から見た、函館の街並み。
右側には五稜郭タワーが見えます。
五稜郭タワーの望遠鏡からも、自分のバカ面が見えるかな。

堤防の反対側の福島町方向。
沖堤防には当然、トイレなんてありません。
不思議な事に海風を吸えば、
お腹が痛くなるんだよな。
それだけが不安要素。

釣りもしないで景色を眺めていると、
先ほどの長良丸が他の堤防にも人をおろし、
港への帰り道。

長良丸とのしばしの別れ。
ていうか、
赤堤の目と鼻の先には、
函館市国際水産・海洋総合研究センターがある
立ち入り禁止の敷地。
15分ほどの時間とお金をかけて船で来たのに、
目と鼻の先に陸地があるのは不思議な感じ。

とりあえず1本竿を下ろして、
2本目の竿の準備をしていたら緩やかなアタリが。
ガヤが釣れました。

続いては、ハチガラをゲット。
ハチガラとソイの判別は、オレンジ色の斑点。
刺身は格別にハチガラが旨い。

明るいうちは、ガヤ祭り。
この段階でのキープは上の画像だけど、
この3倍は釣っては、リリース。
釣れて嬉しいように思えるかもしれないが、
餌を取られるし、時間のロスでしかない。
そもそも狙いは、ハチガラのみだ。

そんな事をぼやいていると、良いサイズのハチガラをゲット。
2本針でガヤも釣れたけど、
大きさの差は歴然。
これは〆て刺身だな。

その後はコンスタントに釣れるも、
リリースするか、持ち帰るか迷うサイズばかり。
まあでも、暗くなってからが勝負だから。
明るいうちに、検討した方かな。

最悪ボウズは逃れたから、休憩だな。
よくわからんけど、
ティックトックでも見るかな。
後は飛行機を見たり、フェリーを見たり。

日が少し暮れてきましたね。
すなわち小暮ですね。
湘北に欠かせない副キャプテン、メガネ君は小暮。

お腹のふくれたハチガラをゲット。
ハチガラは30cmを超えるものは少ないとされているから、
このサイズでも良型。

ここまで色々書いてきたけど、
ここまで読んでくれている人は少数だと思うから
付いて来てくれた事にお礼申し上げます。
逆の立場で、
普段、ラーメンとか居酒屋飯が旨いだなんて書いているやつが、
急に釣りの話をふってきても自分は読まんと思う。
まあ、こんなことを書いたところで、誰も読んで無いのだけど。

暗くなってからは、数を伸ばします。
小さいやつは、知人にあげたり。
赤堤には何度も来ているけど、
わかった事が1つある。

ここからは独り言だけど、
それなりのサイズのソイやハチガラを狙うなら、あまり投げなくても良いな。
遠投すれば根がかりのリスクが増えるし、
穴釣りでもしてる方がマシ。
餌釣りに限った話だけど。

釣れたからそんな話も出来る訳で、
釣れなかったら何言っても説得力はなし。
知人はいつも熱弁する割に釣れないから、
半分ウソだと思っているという事は内緒。

ちなみに暗くなってからの餌は、
サンマはこある改スペシャル。
仕掛けは、ホッケやハチガラがいかにも好きそうな、
自作の銅付き仕掛けです。

サイズが伸びませんね。
平均してこのサイズ。

邪道とされるドンコも釣れるも、自分にはご馳走。
リリースしまくり、
知人にあげまくりで、持ち帰りはこれくらいかな。

約6時間の沖での投げ釣り。
久しぶりの釣りとしては上々だと思いたい。

午後9時の向こうに見える函館。
本日のエンディングの如く。

家に帰ってからが、本当の闘いですね。
ハチガラを刺身にするまでが格闘だけど、
ガリゴリとした極上食感。
沖堤は今年が最後かな。
来月は、サバやイワシ釣りでも一発行くか。