
函館市にはバスラーメンもあるし、
電車ラーメンだってあるんだぞ。
この日は、ブルートレインへ。
ブルートレイン
場所は、函館市湯川町。
ホテル雨宮館の並びです。

函館市内で唯一無二の電車ラーメン、
その名もブルートレイン。
本当、個性的。
そのうち、走り出すんじゃないか。
トーマスみたいに。

外にもメニューが張り出されている。
パッと見、どんなラーメンなのか意味不明に見えるが、
ちゃんと横に説明付き。
特急ラーメンは以前食べた事があるけど、
690円という価格で、
麺2ケ入りの大ボリュームのやつ。

店内・・・
もとい、電車内には鉄道グッズと芸能人のサインだらけ。
電車に詳しくなくとも鉄道グッズを見て、
懐かしさに似たものや、これ高いんだろうなって薄々わかった。

全てのメニューが700円以下ってすごいな。
立地的にも湯の川温泉が近いから、
観光客も多く訪れるし、
常連さんは、注文や お母さんとのやり取りですぐわかる。
寄せては返す波のように、
1人食べ終えては、1人入っての繰り返し。

卓上調味料。
ブラックペッパーと、
一味の他に、輪切り唐辛子。
輪切り唐辛子は、なにも味噌ラーメンの為だけにある訳じゃーない。
正油ラーメンに入れたって、
ピリッとして良き。

普通ラーメンの塩 590円(税込)を注文した。
普通列車の「普通」からきたネーミング。
味が普通って意味じゃない。

麺は やや柔めの中細ストレート系。
麺1ケだが、十分な量だ。

ここのラーメンの特徴としては、
焦がし背脂が入っている事。
背脂と聞くと こってりなイメージがあるが、
あっさりとした塩ラーメンだ。
以前食べた正油ラーメン以上にあっさり。
ここ最近のこってりとしたラーメンが好きな人には、
あっさりで物足りなさも感じるかもしれない。
だが、車内の雰囲気も手伝ってか、
どこかノスタルジーな一杯なんだな。

メンマもあっさりしたもの。
この価格で、
歯ごたえチャーシューが3枚も入っているのは涙物だ。

焦がし背脂をレンゲにのせたよの図。
後半、ブラックペッパーを入れてみたが、
あっさりと優しきラーメンだからこそ、
雰囲気が変わった。

黙々とラーメンを作り続ける店主と、
店内の暑さや色々と気遣ってくれる お母さん。
座った席が近かったせいか、
水が減るなり直ちについでくれて
むしろ水でお腹タプタプになったんじゃないかってくらい。
令和の時代を走れ、ブルートレイン。