
野球は甲子園を少々、
WBCを周りの熱量につられてテレビで見た程度。
野球のルールは最低限の事だけはわかるが、
選手の名前も知らなければ、プロ野球を見る事もほぼないし、
野球をやった事もなし。
そんな自分が、野球観戦をするとは夢にも思わなかったな。
新球場、エスコンフィールドに興味を持つまでは。
エスコンフィールドHOKKAIDO
住所が、北海道北広島市 Fビレッジ 1番地。
いやいや・・・。
アメリカかよ。
住所に「Fビレッジ」とか付いちゃうって、
アメリカかよ。

もともと、何もない森の中に出来たもんだと思っていたよ。
エスコンフィールドは。
車のナビだと、道が存在しない区間もあるしな。
しかし、いざ行ってみると
北海道北広島高等学校の目と鼻の先。
三井アウトレットパーク札幌北広島からは、
10kmも離れていない場所にあった。

到着し、エスコンのマップを見るも全くわからん。
初めてだから仕方ないか。
とりあえず、人の流れに付いていこう。

金魚のフン作戦で前方の人混みに付いていったら、
前を歩く人が続々とここで写真を撮り始めた。
お・・・おおっ!!
ここで撮るんだな、よしっ。
おさめました。

なぜ、こんな野球ド素人がここへ来たのか。
それは、AIR-G'エフエム北海道をラジオでよく聞くのだが、
AIR-G'のサテライトスタジオがここにあり、
「G'-ora〜ジオラ〜」という番組で度々美味しい物を紹介していて、
行ってみたいなと。
そう・・・。
飲食目当て。
特急で函館-札幌間でこの球場の前を通った時に、
一度、中を見て見たいなと思ったのもあるけれども。

歩いていると、
外にたくさんのブースが並んでいる光景が見えた。
階段をちょっと下りてみよう。

人が多すぎて、写真を撮れなかったが、
ライブをやっていて、ビール片手に楽しんでいる光景。
まだ球場の中に入っていないが、
かなり良い雰囲気。
そして、どこかオシャレ。

そして正面へ到着する。
やっぱり、こうして見るとデカいな。
試合観戦チケットは、公式サイトから予約した。
驚いたのが、駐車場チケットの空きの無さ。
他の会社が運営する近隣駐車場もあったものの、
エスコンの駐車場に車を駐車し野球観戦するなら、
かなり早めの予約が必要だと感じたな。

中へ入ったら、
さっそくモグモグタイムへ取り掛かる。
ドリンクだが、どの店も統一料金で、
生ビール(地ビールをのぞく)は750円、
ハイボールは、600円、
ソフトドリンクは、380円だった。
球場価格。

お馴染みの店もたくさんあるが、
球場限定メニューがあったりして楽しい。

銀だこな。
ちなみに、球場内では現金は使えずキャッシュレス決済のみ。
財布にいくらお金が入っていようと、
現金はチャージ以外、ここでは何の意味も持たない。

ファイターズのオフィシャルストアがあり、
グッズやお土産を買う事が出来る場所も。

もちろん、まったくわからない。
メインは飲食とはいえ、
ファイターズを応援しに来ているからホームのはずなのだが、
こういう時に感じるアウェー感。
さすがに、新庄監督は知っているぞ。

フードは会場内を見て行けば本当色々あって、
少し歩いてでも見て回るのが良いと思う。
あれもこれもと食べたり飲んだりしていると、
意外にお金を使っていたという事もあるだろう。

なんと言っても、来てみたかったのはここ。
世界初の、
フィールドを一望できるクラフトビール醸造レストラン
そらとしばbyよなよなエール。

ビールの他に、
ロールピザ等のフードメニューも揃えている。

レストランは、とんでもない行列すぎて
あきらめるしかないかと思ったのだが、
2階のルーフトップだと
待たずにテイクアウトが出来た。

地ビールのサーバーが並ぶ至福の光景。
家に、ビールが出てくる蛇口が欲しいと常日頃思っているが、
正にそんな光景。
自分は一番人気という、
そらとしば Play Ball! Aleを注文した。
価格は800円。
ここだけで飲める、限定クラフトビールだ。

あとはビールのアテを。
コロモアという店で買う事にした。

メニューには、手羽先やコロッケ。

それでは記念すべき1杯目。
ビールのアテに選んだのは手羽先。
ファイターズの箱に入っているんだな。
箱に「5」と書いてあるが、
背番号ではなく、
5ピースの意味だ。

手羽先揚げ5本セットは800円。
手羽先の持つとこ以外の骨は取ってあり、
がぶっとかじれるやつ。

あとは、他の店で唐揚げを買って食べてみたり、
ビールの売り子さんからビールを買って飲んでと。
売り子さんの話をすると、
各社ビールの売り子さんが交代ですごい頻度で通路を歩いているから、
席に座っていてもビールに不自由する事はないだろう。
ここでも もちろんキャッシュレス決済。
女性だけだはなく、男性の方もいる。

試合前に自分の席へ着席。
おっ。
マスコットキャラクターが踊っているぞ。
購入した席も、どこにすれば良いかよくわからんから、
ググってたどりついた1塁側 前方のチケットを購入。
中々に良い値段だった。
この時までは、そう思っていた。

選抜の選手紹介が始まると、
観客席が「ワー」とわく。
なんか、誰かのライブに来たような錯覚だ。

ファイターズの選手が出て来た。
前方とはいえ、携帯電話のカメラの限界。
ガチで写真を撮るなら、一眼レフを持っていくのが良いな。

選手が試合前の練習みたいのをやって、
その後にグランドの整備が始まる。
3人でホースを持つ光景が印象的だったが、
グランドの事を考えた体制なんだろうな。

試合開始前に審判と監督がホームで何やら。
コイントスか?
この瞬間、新庄監督を見ることが出来た。

そして、観客席に手を振ってくれた。
この時は、自分もテンションが上がったな。

■試合はじまる
ホームであるファイターズの選手の紹介や、
ファイターズの情報がモニターに映し出されるが、
相手チームに関してはまったくなし。
こんなに、ホームとアウェイで違うもんなんだな。
ホームが有利って言われるのも、
なんかわかるような気も。

試合が始まったら、今まで感じた事のない臨場感。
両チームの応援や歓声がすごいのなんの。
旗とか演奏とか、テレビで見た事あるやつだ。

選手がボールを打つだけで興奮するし、
塁に出たら、全力拍手。
いつの間にか、応援団の演奏に合わせて応援。
これが、球場で試合観戦するという事か。
例えるなら、
14型のアナログテレビで見る映画と、
映画館で見る映画くらい違う。

ファイターズガールの、きつねダンス。
思いのほか、全然退屈な時間がないじゃないか。
カメラが観客を映して、
企業の景品がもらえるゲームがところどころにあったり、
いつ自分が映るかドキドキしていたが映らなかった。
ユニフォームや、グッズを持っていると
映る確率が上がるように見えた。

選手の名前も覚えれたのは収穫。
ちょっと、ファイターズ戦をテレビで見ようと思う心境の変化。

1点取った時の、カムホームの図。
阪神が先日アレしたが、
みんなで応援して盛り上がるってのは
何であんなにアガルんだろう。
ガチで楽しいと思う自分がいた。

ちょっと良いものも見れたんだった。
この日、球場の屋根はオープンだったのだが、
この後、雨の予報との事で球場の屋根を閉める事に。

かなりゆっくり閉まっていく。
本当、かなりゆっくり。
向こうの空は晴れているが、
雨が降り出してからじゃ間に合わないわ。

完全に閉まった図。
やっぱり屋根が空いている方が、
開放的で気持ちいいな。
夏の日差しの強い日は、ちょっときついが。

この日、ファイターズは負けてしまったのだが、
自分の中での野球の価値観が変わったし、
かなり良い経験だったと思う。
野球のない日に行くのもアリだと思っていたが、
また野球観戦がしたいな。
そして勝つところを、この目で見たい。
もう、飲食目当てだけじゃないのだ。