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開店後すぐに店内が満席になる、
金曜日、土曜日、日曜日の昼のみ営業の老舗そば屋。

この日は、かね久山田手打そば店へ。

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■かね久山田手打そば店

場所は、函館市宝来町。

和田鮮魚店の近くです。

■かね久山田手打そば店

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駐車場は、
店のななめ向かいの反対車線側にあり。

11時30分の開店を目指してやって来たが、
少し早く着いてしまったな。

でも、そうでもない雰囲気だぞ。

車待機組が、いつ並ぶかのかけひき戦。

1人の夫婦が並んだ瞬間、
何かが解き放たれたかのように。

その時、歴史は動いた。
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■メニュー

シンプルなメニュー構成。

席は、カウンターとテーブル席と小上がり席。

かね久山田だが、
ミシュランガイド北海道2017特別版
に掲載されたのは有名な話。

この時には、
函館の名だたる名店が数店舗掲載されている。
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御飯200円という名の、
御飯と煮物と漬物が付いて400円のセット
というのは、
常連さんの常識みたいなもんで。

この日は、炊き込みご飯だったようだ。

自分が店内にいた時は、驚異の8割注文率。

そばの量が少な目というのも、
それもまた常連さんの常識みたいなもんで。
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本当は御飯セットを頼みたかったが、
前にも書いたとおり、
年始が煮しめデイズだった事もあり。

煮物はしばらくいいかなと、
かけもりセット 800円(税込)を注文した。

文字通り、
かけそばともりそばが味わえる、
欲張りセットだ。

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■もりそば

この日は、11時30分より少し早く店が開いた。

自分が入店してからも、
続々と人が入ってきて11時30分にはすでに満席。

すごいな。

でもお店の人の連携が見事で、
わりと早く出てきた もりそば。
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すごいコシだな。

量が少な目ながらも、
のどごしが良くて美味すぎ。

店にいたお客さんは、
満席で帰ったお客さんも含めて年齢層高め。

前述のごはんを含め、
この年齢層のストライクポイントは確かに。

て言うか、
自分以外は足しげく通う常連さんだな。

遅めの年始挨拶をしていたし、
お店の人が◯◯さん大ざるね
みたいに、みんなの名前を覚えていたもんな。

長年愛される蕎麦屋だ。
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■かけそば

通常は、もりそばを食べ終えた後に、
かけそばが出てくる。

次の予定もあるので同時に出してもらった。

つゆが並々に入っていたが、
飽きる事なく、止まる事なく飲み干す美味さ。

結果的に、
もりそば、かけそばの両方を食べて満足な量。
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遅ればせながら、
ここは創業者から現代の店主にまで代々伝わる
津軽そばを味わえる店。

つなぎに大豆をすりつぶした呉汁を使うのが特徴で、
手間暇がかかるという事で提供する店が少ない
青森県の津軽地方を中心に食されている郷土料理の蕎麦だ。

あっさりだが、
つゆを飲むごとに深みを感じるダシ香るそば。
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更新のされていない公式ホームページに
こんな言葉を見つけた。

大正創業だが堅苦しくなく、
シンプルで質素。

しかし芯のある「食」にはカルチャーショックと評される。


そばの感想の引き出しは持ち合わせていないが、
この言葉こそが全てかもしれんな。